第6回環境市民講座
「旬のみやぎに会いに行こう」レポート


開催日 2004年9月12日(日)    ★ずんだの作り方★
開催場所 三浦隆弘評議員宅(名取市下余田)
参加人数 18名

講師:三浦さん

Report:参加者 吉本さん 「至福の一時を味わう」
 「塩で味付けるんですか、醤油は使わないんですか?」「しょうゆうと思ったよ」「ソースかぁ?」「塩がないなあお前は、砂糖に塩を少し入れるのがコツで自然の甘みを引き出すんだよ。そして、隠し味にお酒を少々・・・おっ、ちょっと入れすぎた、これで完璧」ということで、9月12日は、待ちに待った第6回MELON環境市民講座「旬のみやぎに会いに行こう」の日でした。ずんだ餅作りを収穫から体験するのがテーマの企画です。
 実は49歳の私は、子どもの頃、祖母の手伝いで、ごまや枝豆をすり鉢でよくすらされたものです。「シャリシャリ」と荒い音を立てていたすり鉢は、砂糖や塩、日本酒で味を調えるとねっとりと艶やかに変化し、やがて主役の食材の顔になっていきます。私はこの企画に、もぎたて、ゆでたて、すりたての三たてはもちろんのこと、すり鉢を押さえる仕事、祖母が疲れると交代したすりこぎの感触に時空をさかのぼり遭遇したいという密かな期待を持って参加したのでした。


☆始球式☆
 開始時間の10時に20分も早かったのですが、みんな待ちきれずスタートしました。

 MELON事務局小林さん・星さんのあいさつ、趣旨説明に続き、畑を提供し指導してくださる農家の三浦隆弘さんから枝豆の説明を聞いた後、畑に飛び出しました。

 「始球式を始めま〜す!引き抜いたら、力余って尻餅をついてくださあい!」と星さんのアナウンスがあり、参加者の萱場さんと私が「枝豆引き抜き」の儀式を行うことになり、尻餅をつきました。あっという間に枝豆を畑から引き抜き土を落として、豆を手でもぎ、さらに機械でもぐのも体験させていただきました。
 「アンケートをとります。すりつぶす前に食べたい人ぉ?」と三浦さん。
 「はあい!」と全員が手を挙げました。一番力強かったのが大学生の中澤君でした。

 一ザル(本当は、半分くらい) 食べて、いよいよ豆をはじきました。熱いので井戸水で冷やしてもらいました。元気のいい豆は、ボールにぶつかり外に飛んでいきます。「ごめん」「ごめん」という言葉が飛び交いました。

 三浦さんのお母さんと奥様に手伝ってもらいながら枝豆をすりました。代わる代わる交代してすりました。本当に良い体験でした。

 参加者の芦立さん親子が作ってくださった茄子炒め(スタンダード醤油味とマーボ風)も加わって、ずんだ餅を味わいました。一粒一粒はじいた後だけに、ずんだの餡は少したりとも残せません。なめるように平らげたのは言うまでもありません。「ごちそう様でした!」


 芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋、天高く妻肥ゆる秋・・・、すべてを満足した一日でした。三浦さん、三浦さんのご家族、MELONのみなさま、お世話になりました。ありがとうございました。
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