水循環保全条例学習会「どうなるの!みやぎの水の未来」レポート

日時 2004年10月29日(金)13:30〜15:30
会場 フォレスト仙台2F 第5会議室
参加者 32名
主催 MELON水部会、みやぎ生協
   

Report 大泉あいさん(MELON水部会)
  「ふるさと宮城の水循環保全条例」(2005年1月1日制定)について2つの学習会がありました。県民が飲み水の水源保全と水道水の安全性に関心を高める中で、私たちの水は大丈夫なの?
 10月29日に約30人の参加者で開催されました。

  「ふるさと宮城の水循環保全条例と水源保全」と題して小野寺初正県議(写真・左)から「宮城県水道水源保全条例」制定を目指して先進県の事例と、この間行われたみやぎ生協とMELONの懇談会での市民の声を参考にしながら、県議会を経て策定した条例の経過報告がありました。今後は流域ごとの水環境計画を策定するために2005年に全県下の河川の流量、水質等の調査をし、2006年には個々の河川の調査等を行い、その後地域住民との懇談会を開催する予定です。


 また、「ふるさと宮城の水環境保全条例と廃棄物処理問題」について高橋春男弁護士(MELON水部会長)から、各地で行われた2、3の裁判事例を挙げながら、法律と条例の関係についても説明がありました。

 今回の条例が水道水源地域における良好な水環境の保全を図るために必要としても、条例のみで水源地域への産業廃棄物処理施設の設置等を阻止することには限界があります。参加者からは、県内の河川4地点での河川水質悪化の問題や、今回の条例は山間部の水道水源地域と特定しているがその他の地域もいれてほしい、等の活発な意見が交流されました。この問題に対する関心の高さがうかがわれました。