第11回MELON環境市民講座レポート
大豆セミナー
〜健康から地球環境まで〜

日時 2004年11月22日(月)
会場 仙台市体育館研修室
講師 塚本知玄先生(岩手大学農学部助教授)
Report 大内さん(参加者)

 11/22(月)、岩手大学農学部助教授の塚本知玄先生をお招きして、「大豆セミナー〜健康から地球環境まで〜」と題し環境市民講座を開催しました。普通、学習会や講座は眉間にしわをよせ状態ですが、先生のお話は聞いてる私たちも穏やかになってきて、心地よく学習させていただきました。

 現在の日本の健康食ブームから、世界一の長寿国日本の死因の変化など、様々な角度でお話いただきました。講座は参加型のところもあってどんどん引き込まれて行きました。

 私たちの生活の中で大豆や、大豆製品はどれだけあるのでしょうか?豆腐に油揚げ、納豆、味噌、醤油など、さらりと出てくる製品があると思います。食卓に毎日何かは並んでいると思います。なのに、日本の自給率はわずか5%。外国に頼らなくていけないのが現状です。しかも外国産は安い。全て輸入された大豆が、先ほどあげた製品になるわけではないですが、安ければ本当にいいのでしょうか。外国での大豆の産地は拡大されて、あの原生林におおわれたアマゾン川流域が破壊されていることを知り、驚かされると同時に私たち日本人はもっともっと先を見て生活をしていかなければと感じました。


 今の世の中は景気も悪く、本当に生活が大変な方はたくさんいると思います。でも値段の安さだけで求める世界が続けば、日本の農業はなくなり、世界の環境がどんどん破壊されてしまうことを全く知らないでは済まされない日が来ると思います。今回は大豆を主軸にお話しいただきましたが、一つの作物でこのような世界の状況が変わっていることをもっともっと考え、私たちの健康だけではなく地球も健康になれるように考えたいと思いました。