活動報告

七郷小学校第6学年・SDGs海洋ごみ2021

1概要

●学校仙台市立七郷小学校
●学年 第6学年1~4組※クラスごとに実施
●児童数 129名
●教科等 総合的な学習の時間
●単元名 『未来の七郷・荒浜まちづくり』の中の題材「SDGs海洋ごみ」
●授業時数 1時間(45分授業)※クラスごとに実施
●実施時期 2021年10月6日
●外部連携 MELON

●支援の方向性
東日本大震災以降、仙台市立七郷小学校の6年生では総合的な学習の時間でまちづくりの学習を行ってきた。仙台市立荒浜小学校と統合してからは、『未来の七郷・荒浜まちづくり』として活動を継続してきた。
今回、単元の導入においてSDGsの学習を行ってほしいという要望があり、担当の研究主任の先生とともに指導計画を作成して出前授業を実施することになった。学区が太平洋に面しており、SDGsの14「海の豊かさを守ろう」に焦点を当てた授業とした。

●主な支援内容

2支援の実際

●課題解決をSDGsから考える
当日は、CSOラーニング生の大学生もアシスタントとして参加した。「2030年にお寿司屋さんで魚のネタが食べられなくなる?」という話題提起から授業をスタートさせ、考えられる原因(コミュニケーターチーム資料提供)を説明した後、解決のためにSDGsの17の目標につなげていった。

海洋ごみの観察

●海岸に落ちていた海洋ごみの観察
4R推進部会が荒浜海岸の3m四方で囲んだ砂浜から収集した一握りのマイクロプラスチックごみを見せた後、その数が483個もあったことに子供たちは驚いていた。
次に、パック詰めした実物の海洋ごみを1人1人に配って観察させた。
「この管のようなものは何ですか。」
「それは、カキ養殖に使われる“豆管”というもの。」
「このつぶつぶは何ですか。」
「よく見つけたね。それは、プラスチックの原料で“レジンペレット”というものだよ。」
手に取って実物を観察させる効果が感じられた。

●公園のごみとの比較
その後、各自の端末(Chromebook)を起動させてクラスルーム内にある「公園のごみの調査活動」のデータを開いて、公園のごみと海洋ごみを比較させた。公園に捨てられたごみが風に吹かれて用水路に落ち、水に流されてやがて海に行ってしまうこと、海洋ごみの問題は、自分たちの生活の仕方に関係していることに子供たちは気付いていった。

公園のごみの観察

3振り返り

先生方との事前の打合せを行い、意見を出し合って学習プログラムを共同で作成することができた。1時間の出前授業だったが、学校側のまちづくり学習の単元として組み込まれた。この授業をきっかけとして、今後は海洋ごみについての意見文を書いて発表し合い、さらに、まちづくりの学習を行っていくとのことだった。一方的に話を聞く座学に終わらず、海洋ごみの観察や1人1台の端末(Chromebook)を活用したことが効果的だった。
子供たちの事後アンケートの結果を見ると、SDGsの中から取り上げた海洋ごみへの関心が一番高かった。一人一人の感想では、海洋ごみだけでなく、食品ロスや飢餓、SDGs全体など、広がりが見られた。行動したいことでは、「解決のために取り組みたい」という声が一番多かった。その後の学習は学校任せになってしまうが、行動までにつなげるような働きかけや学習教材の必要性を感じた。

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