活動報告

岩沼西小学校第6学年・気候変動対策2021

1概要

●学校 岩沼市立岩沼西小学校
●学年 第6学年1~5組※クラスごとに実施
●児童数 175名
●教科等 総合的な学習の時間
●題材名 「家庭でできる!気候変動対さく」
●授業時数 1時間(45分授業)※クラスごとに実施
●実施時期 2021年12月20、21日
●外部連携 東北工業大学 工学部 都市マネジメント学科近藤祐一郎准教授(監修)株式会社シルフィード(制作)

●支援の方向性
岩沼市立岩沼西小学校6年生の先生から「SDGsと気候変動の出前授業をしてほしい」という要請があり、事前に打合せを行って内容を検討した。気候変動の原因や影響、将来予測、対策について一通り触れる授業はよくあるが、小学生でもできる具体的な対策を学ぶ授業はほとんどない。そこで、家庭でできる具体的な対策を知ることができる教材を制作し、子供たちに試用してもらうことにした。

●主な支援内容

●「家庭でできる!気候変動対さく」(EXCEL試用版)について
家庭でできる具体的な対策を50ほど提示した。子供が取り組む対策を選ぶと、CO2の削減量と節約できる金額が表示され、棒グラフの割合が減っていくようにした。

「家庭でできる!気候変動対さく」(EXCEL試用版)の画面

2支援の実際

●SDGsと気候変動
「SDGsってなんだ?」という問いを投げかけると、すでに知っているという子供たちが反応し、家の人がSDGsのバッジを付けているという子もいた。社会と理科の教科書に載っている内容を話した後、目標13「気候変動」に焦点化し、原因やすでに起きている影響などを説明した。

●具体的な対策
その後、将来予測のシミュレーション動画を見て危機感を抱いた子供たちに、「どんな対策をしていけばよいのか」という課題を示して、学習教材「家庭でできる!気候変動対さく」(EXCEL試用版)をPCで試してもらった。子供たちの意見を聞いて改良して製品化することを伝えると、俄然、やる気を持って取り組んだ。

3振り返り

子供たちの感想を見ると、「すごく分かりやすかった。」「こんな対策をするだけでCO2をこんなに減らせると初めて知った。」「ふだんの生活の中からできることがたくさんあって、やってみようかなと思えた。」など、家庭での対策につながるような声が多く寄せられた。教材に対する意見では、ゲーム感覚で取り組むことができるようにしてほしいという声が多かった。学習教材の製品化に対する感触を得ることができた。

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