活動報告

泉松陵小学校第5学年・地球環境問題2022

1概要

●学校 仙台市立泉松陵小学校
●学年 第5学年
●児童数 55名
●教科等 総合的な学習の時間
●外部連携 日本キリバス協会 ケンタロ・オノ氏、MELON

●支援の方向性
仙台市立泉松陵小学校は、敷地内に「けやき山」があり、休み時間、子供たちは自由に入って遊ぶことができるようになっている。毎年、5年生は総合的な学習の時間で「けやき山」の森林保全活動に取り組んでおり、今年度はその活動の前に地球環境問題について調べたいので協力してほしいという要請があった。地球環境問題を調べる活動の導入と夏休み前に2回の出前授業を行うことにした。

学校敷地内の「けやき山」

●主な支援内容

2支援の実際

●出前授業1「国がなくなる?キリバス共和国と地球温暖化」(6/23、90分)
現6年生の子供たちが昨年度にケンタロ・オノ氏の講話を受けていることもあって、すでに知られている存在だった。講話の前半は、生い立ちやキリバス人になった経緯、キリバス共和国の生活や文化、歴史、食品ロスなど、後半は、地球温暖化によって国自体が沈む可能性があること、飲料水や海洋プラスチック、SDGsなど、子供たちはとても熱心に話の内容に聞き入っていた。
「すごかった。」という感想を述べる子もいた。「キリバスの子供たちのため、自分たちの未来のために何か行動をしたい。」という多数の声を受けて、次回は何をすればよいかの出前授業をすることにした。

ケンタロ・オノ氏と子供たち

●出前授業2「家庭でできる!気候変動対さく」(7/8、45分×2クラス)
気候変動の出前授業を行い、その後の活動はいつもならば学校の先生に委ねることになるのだが、今回は、さらに、もう1回、MELONのスタッフが講師の出前授業を追加した。
はじめにSDGsと日本の達成度、気候変動の原因や影響、将来予測などの話をした。2100年までの気温変化の予測(対策した場合としなかった場合)のシミュレーションでは、子供たちから悲鳴が聞こえてきた。今から社会全体でCO2削減の取り組みをしていかないともはや手遅れになってしまうという危機感を抱かせることができた。
では、何をすればよいのか、小学生の自分に何ができるのかとなると、それを学ぶための子供向けの教材が見当たらない。そこで、昨年度、「家庭でできる!気候変動対策」のWeb教材を作成し、今回、子供たちに使用させてみた。本教材ツールは、具体的にどんな対策があるのか、個々の対策によってCO2がどのくらい減ってお金がいくら節約できるかを視覚的に捉えることができるようになっている。インターネットにつながっていればブラウザ上で使用可能なので、教室では各自のタブレット端末で動かしていった。
子供たちは、ひと通りの対策と削減効果を見ていき、自分が取り組めそうな対策を選び、CO2削減量と節約金額の合計を確かめていった。「何をすればよいかが具体的に分かった。」「家族にも知らせて、いっしょに取り組んでみたい。」などの感想が聞かれた。
今回の出前授業によって危機感を抱くことに加えて、今までのライフスタイルを見直してみんなが取り組めばだいじょうぶという安心感も持たせることができたといえる。

気候危機の話
教材ツールの使用

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