ちょっとステキにエコライフ
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 合成洗剤を一番使う国 
  日本での合成洗剤の使用量は世界一なのだそうです。「石けんと洗剤ではどちらが環境に良いの?」と聞かれることがありますが、一概にどちらが良いとは言えません。
どちらの場合でも最終的には下水道を通じて、あるいは直接河川へながれていくことになり、自然環境が汚染されることが考えられます。石けんや洗剤の原料となるヤシ油などの製造過程で、森林破壊により自然環境が侵されていないか、といった問題もあります。

 使うヒトが考えるコト
  家庭排水中に含まれる汚れのうち、石けん・洗剤が占める割合は2割弱と言われています。食べ残し、油汚れ、排泄物などが占める割合の方が大きいのです。けれども、私たちの生活環境を守るためには、石けんや洗剤の排出量や環境への影響を考えることはとても大切なことです。


 
泡立ちが良いと、汚れがよく落ちるように思ってはいませんか?
その汚れには本当にその石けんや洗剤が必要ですか?
食器洗いや掃除に、最初から洗剤を使うのが当たり前という固定観念を持っていませんか?


 普段の食器洗いや掃除には、和紡布(わぼうふ)やアクリルたわしを活用しましょう。炒め物をしたフライパンを洗ってもベタベタが残らないで洗いあがります。水を必要以上に汚さないために、環境負荷を軽減させるために、使用量を減らすよう、生活の中で工夫してみてください。石けんや洗剤の排出量は、私たちの使い方次第で大きく変えることができます。

和紡布…明治の初めに日本人が発明した和紡績機で紡がれた糸を、粗く織り上げたものです。普通の布とちがって、繊維の方向が不揃いな分、たいへん柔らかで、デコボコしたムラの多い糸に仕上がっています。このため多孔性で吸水性が大変よく、粗く織り上げてあるので、摩擦効果と相乗して油汚れやその他の汚れをきれいに落とします。

参考:「環境がわかる絵本(山と渓谷社)」、「石けん・洗剤100の知識(東京書籍)」

 
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