公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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home >>> MELON NEWS>>>2011.3.21掲載

  福島第一原発事故による宮城県内への影響【速報1】
宮城県内放射線量測定データの所在について(3月19日現在)
 

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みなさま

 11日の震災・津波被害によって、ご家族やご友人、親しい方などを亡くされた方々に深くお悔やみ申し上げます。
また被災された方々にお見舞い申し上げます。
 みなさまも、震災からの生活再建、職場の復興、被災者救援などに、日夜奮闘されていることと拝察いたします。
 福島第一原発事故の宮城県への影響についても、お心を痛めておられることと存じます。
 MELONでは、とりあえず、福島第一原発事故による放射線量の推移について、どこで詳しい測定データが手に入るのかについて、速報的にお知らせすることにいたしました(安全性の評価については、現時点で、日本政府からどんな種類の放射能が放出されているのか、十分な情報が公開されていないこと、国際的にも色々な考え方があることなどから、とりあえずここでは立ち入らないことにいたします。何よりも、信頼できる測定データの所在を速報として提供することを最優先するためです。何とぞ、この趣旨をご理解ください)。

       2011年3月20日       MELON(みやぎ環境とくらしネットワーク)理事長 長谷川 公一
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■前提1 福島第一原発からの距離(各市中心部)
      白石市約75km、仙台市約100km、登米市・栗原市約150km、気仙沼市約175km
■前提2 文部科学省によれば仙台市での過去の平常値は、0.0176から0.0513マイクロシーベルト/時です。
■前提3 宮城県は、3月16日から福島第一原発事故に関する相談窓口を開設しています。
      宮城県庁1階(県民相談室隣り)、電話022-211-3323(午前9時から午後5時、土日祝日も開設)。

■ポイント1 事故前の宮城県内(仙台市内のデータ)の平常値、約0.02マイクロシーベルト/時 と比較すると、19日時点で、仙台市では、その10倍近い 0.2マイクロシーベルト/時 程度で推移しています。
 白石市や山元町などでは、0.8マイクロシーベルト/時 程度の値で推移しています。  
■ポイント2 測定値は、安定する方向に変動しています。冷静に対応してください。風の向きや今後の推移にご注意ください。

【測定値の所在】

1.宮城県発表
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/Press/PressH230315.html
(3月14日以降、連日更新。仙台市以南7地点程度のデータ、移動観測車による。この宮城県内の値は、4の文部科学省発表の各県庁所在地の値と比較してみるとよい)

2.仙台市青葉区での測定値
https://spreadsheets.google.com/pub?hl=ja&hl=ja&key=0AqCNir5ySiBLdGc5eW8wcDUyRG9scHBvUTVaV0V4Znc&output=html
(3月13日以降約2時間おきぐらいの詳しい測定値を、東北大大学院理学研究科の物理学者が発表している。なお大学としての公式の測定値ではない。青葉区荒巻字青葉6番3号の理学研究科物理学研究室での測定値とみられる)。

3.女川原発モニタリングサイトの測定値
http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/onagawa/mp.html
(東北電力発表の女川原発(福島第一原発から約120km離れている)での測定値。数値は福島第一原発事故による影響とみられる)

4.全国各県庁所在地の測定値 
http://eq.yahoo.co.jp/
(ただし宮城県分は「測定場所が倒壊の危険性があるため測定不能」とのこと。文部科学省は全国の各県庁所在地での毎時間ごとの放射線量の変化を、3月16日から1日2回発表している(15日は1回のみ)。福島県内各所の値も詳しく出ている。

5.報道機関による発表 【例えば「福島第一原発 宮城 測定値」などと入力して検索するとよい】
4などの測定値をもとに、新聞各紙やNHKなどが報道している。わかりやすい。
例えば、下記は、3月18日午後4〜5時の東日本の各県庁所在地での放射線量を図示している。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110319-OYT1T00249.html?from=nwlb

6.NGO・民間団体によるまとめ
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/monitoring/fukushima_monitoring.html   
(3月18日から発表している。第一原発での1〜4号機でのできごとと放射線量の推移との対応関係などがわかりやすい。3の女川原発サイトでの測定値の変化をグラフ化したものも含まれている)。


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