公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。

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「水の神さま」を探せ【旧サイトの内容です】

城滝不動尊

所在地

仙台市太白区坪沼赤石山8番3
赤石の国道286号線沿いでゴルフ場、入り口より川崎方面に300m左手にあります。崖に挟まれ草むらに車1台程度の空き地奥に赤い鳥居が見えます。(通行車両には注意が必要)

水系

名取川

周囲のようす

 元々は直接名取川に滝のように注いでいた場所にありましたが、国道286号線道路工事に伴い今の場所に移転されました。今では2、3の沢の水系が集まる、奥まった所に鎮座しており、不動尊に水が滴る程の水量です。

言い伝え

 坪沼、赤石辺りは、湧水・沢水の豊富な土地で民家は山際の盆地を取り巻いており山の水を飲料、農業用水として利用していました。赤石山の頂上には、3箇所の清水があり、昭和43年頃までは山仕事のおり水飲み場となっていました。山間で、両側が低い段丘の赤石は、古来より、二口、笹谷越羽前街道、村田、名取の東街道に通ずる樽水線、多賀城への連絡道の集中する地点でもありました。赤石山、山頂の清水で唯一残っているのがゴルフ場内にある「うなぎ水」と言う清水です。昔仙台から山形へうなぎを運ぶ途中この清水で水を入れ替え運んだことから「うなぎ水」と呼んだそうです。

 城滝不動尊は春、秋などに参拝。目に効く水として、眼病の時や目の予防に目を水でぬらしたそうです。以前の場所は清水で水量も多っかたのですが、今は形だけとなっています。

見どころ

 赤石の地形からも、治水、利水の面からも昔のなごりが息吹いている地域です。赤石山裾野の散策も楽しめます。

  全景

全景

城滝不動尊

城滝不動尊