公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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執筆■鈴木美紀子  2006/12/21up
掃除もちょこっとエコにしませんか
 大掃除の季節です。掃除は家事で最も苦手・嫌いなものランキング上位に位置するそうですが、皆さんはいかがですか?掃除が嫌い!苦手!という方にぜひおすすめしたいのが、ラクする方法を考えることです。自分ルールを決めるのも1つの方法。かくいう私も掃除は苦手、なにせ自分ルールは「大掃除に部屋の掃除をしないこと」…。ハウスダスト・アレルギーなので、クローゼットの中・箪笥の裏といったホコリの棲家は天気の良い日に窓を全開にして行ないたい。寒がりなので12月にそれは勘弁してほしい……そこで、大掃除の時に手をつけない代わりに、1年に2回、衣替えをする時大々的に行なうことに決めています。

 洗剤が入っている棚をあけてみてください。あるいは、お店の洗剤コーナーに行ってみましょう。めまいがするほどたくさんの洗剤類がありますね。買い揃えて使いこなすのも「めんどくさい」と思ってしまうので、ナチュラル・クリーニングは強い味方です。私にとってはこれがとても楽なんです。らく、そしてたのしく、肌が弱い私でも安心して使えるだなんてイイコトだらけ。

 買った当時の色が思い出せないくらい汚れた電子レンジの受け皿も、重曹をふりかけて布でごしごしふき取ると、見違えるほど美しく生まれ変わって驚きます。このただ1度の感動ですっかり重曹ファンになりました。これだけキレイになってくれると嬉しいもので、めんどくさい・いやだなと思っていた掃除も楽しく思えるから不思議です。

 重曹の他にもう1つ、好きなアイテムは無水エタノールを水で薄め、好みの精油で香りをつけたスプレー。汚れによってエタノールと水の分量比を変えて拭き掃除に使います。「まだ終わらない」「あれも拭かなくちゃ」と思いながらやっていた拭き掃除も、好きな香りが漂うとそれだけで気分が良いものです。

 フローリングは数ヶ月に1回、米の研ぎ汁を使って拭き掃除。窓のサッシも数ヶ月に1回、古ストッキングを割り箸などに巻きつけてささっと掃除しておきましょう。古ストッキングも掃除の必須アイテムです。細工の細かい小物類はホコリがたまりやすく掃除も面倒ですが、古ストッキングで拭くだけで簡単にホコリがとれます。
 そうそう、これからブーツの季節、古ストッキングに重曹をスプーン数杯分入れて飴玉のように両端を縛ったものを入れてみてください。消臭効果があるので、ブーツ用に脱臭剤を買わなくてすみます。小皿に重曹を入れて、お手洗いや下駄箱においておくのもおすすめ。香りが好きな方はそこに精油を垂らしてみてください。消臭用に使った重曹は2ヶ月ほどしたら掃除に使います。

 ナチュラル・クリーニングは大掃除よりも毎日の掃除向け。だから、数日に1回、数週間に1回、数ヶ月に1回はここを掃除する。そうやって「自分ルール」を決めておくと、『塵もつもれば』というもので、『大掃除』の対象も減って歳末もラク。数日に1回は寝る前の15分を掃除の時間と決め、ついつい机の上に置きっぱなしの新聞・雑誌類、床に置きっぱなしにしていた物たちを片付けます。次の日ごちゃっとしているよりも、すっきりしている方が心も軽く掃除の負担も軽くなります。

 ついつい昔ながらの「おばあちゃんの知恵」的な掃除方法にも手を出して…そうして振り返ってみると、洗剤を使わない分だけ環境を汚さず立派にエコライフ。小さなお子さんがいる家庭なら、月に一度くらいは『家族で掃除する日』を決めてみては。お父さんはお風呂、お母さんは台所、お兄ちゃんはトイレ、お姉ちゃんは…という風に。小さい頃から積み重ねる習慣って大事です。そうして家族皆で楽しくエコライフを続けましょう。

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