公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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執筆■小林幸司  2009/9/1up
環境に良いクルマとの付き合い方?
 以前、このコラムでクルマの話しをしたことがあります。そのときにも書きましたが、今やクルマは人間の生活にはなくてはならないものとなっています。“クルマは環境によくない”と思っても人間生活からクルマを完全になくすことはまず無理でしょう。では、どのようにクルマと付き合っていくのが一番環境によいのでしょうか。
 もちろん、必要のないときはなるべく乗らないことが一番です。それが以前のコラムの話しでした。では、乗る必要がある場合はどんなクルマにどのように乗ればよいのか。それが今日の話しです。

 まずクルマ選びをする際には、なるべく燃費のよいクルマを選びましょう。これは誰でもわかることですが、燃費の良いクルマは燃料費の節約にもなります。ただ、最近わかりにくいのはハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車など環境を意識した新しいクルマがどんどん開発されていることです。どれが一番環境によいのか?残念ながら現時点ではまだわからない、というのが結論でしょう。単純に燃費やCO2排出量だけではなく、使用するエネルギー源を生み出すためにどれだけエネルギーを使うか、使用するエネルギー源は今後も豊富に手に入るのか、など様々な側面から考える必要があります。しかも技術は日々進歩していますから、データはどんどん変わっていきます。
 
 実際に購入するときには、メンテナンスや燃料補給の便利さも考えて選ぶことになりますから、メーカーの宣伝を鵜呑みにせずに自分で情報を集め、自分のライフスタイルに合わせて環境によいクルマを選ぶとよいでしょう。
 また、“エコドライブ”という言葉をよく耳にすると思いますが、実際にエコドライブってどうしたらいいの?と思う方もいるかもしれません。これはそれほど難しいことではありません。運転する際にできるだけ環境負荷を減らす=CO2排出量を減らす=燃費をよくすること、ですから燃費をよくするにはどうしたら良いか、がその答えです。

㈰ クルマに積みっぱなしの荷物を少しでも減らし重量を減らす。
㈪ 急なアクセル操作、急ブレーキをやめてムダな燃料消費を減らす。
㈫ 時間に余裕をもってドライブ計画をたて、スピードを抑えめにして運転する。
 すぐにできることはこれくらいでしょうか。この他にもタイヤの空気圧をこまめにチェックするなど燃費に影響することは全てエコドライブにつながりますから、いろいろ気づいたことは実行してみてください。
 おまけに余談をひとつ。一般に販売されている、とりつければ燃費がよくなるというようなグッズは個人的には?という気がします。決して業者の販売妨害をするつもりはありませんし調べてみたことはありませんが、各メーカーとも毎年多額のお金を投入して燃費改善をはかっているわけで、もし個人が買えるような値段で燃費がよくなるならどのメーカーもすぐにその装置をつけるのでは?というのが素朴な疑問です。
 
 
 

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