公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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みんなで干潟のパトロール レポート【旧サイトの内容です】

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第5回MELON環境市民講座
みんなで干潟のパトロール〜サキグロタマツメタ貝ってなぁに?〜レポート
開催日 2005年9月17日(土)
開催場所 塩釜市浦戸諸島桂島
参加人数 33名
Report 荒井重行さん(水部会メンバー)
 去る9月17日に、第5回MELON環境市民講座「みんなで干潟のパトロール〜サキグロタマツメタ貝ってなぁに?〜」が、MELONと宮城県漁業組合主催、宮城県水産研究開発センター協力により行われ、総勢33名が参加いたしました。

 天候は、ちょっと汗ばむぐらいに晴れ渡り、絶好のパトロール日和となりました。塩釜のマリンゲートから松島湾桂島まで船で渡り、塩釜市浦戸漁業協同組合の協力で会場を借り、まずは、サキグロタマツメタ貝について酒井敬一さんからレクチャーを受けました。平成11年に石巻で、アサリに穴が開けられるという現象と、見慣れない貝が増えてきたということから調べた結果、朝鮮半島付近の湾に生息しアサリを食べるサキグロが、アサリの稚貝を日本に移殖する際に紛れ込み、国内で異常増殖し、特に鳴瀬付近ではアサリが壊滅状態になったとのことです。
 浜辺に入り1時間半ほどかけて採取した分をみんな集めてみると、卵嚢(ひとつから4,000個の稚貝が発生することも!)約20塊と、貝は200個ぐらいありました。任務遂行の充実感を抱きつつ、ふと考えたことは、貝にしてみるとわざわざ外国から日本へ連れ込まれて、がんばって生きていてほめられるかと思えば、逆にやっかい者の扱いで駆除されて、「気の毒」とも感じ、複雑な思いにかられました。(なお、サキグロも食べられるそうですが。。。)

 今回お世話になった、MELON事務局、水産研究開発センターの職員の方々、宮城県漁業組合、そして現地協力とアサリ汁やホッキ貝を振舞っていただいた塩釜市浦戸漁業協同組合の方々、どうもありがとうございました。
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