公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。

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11月のテーマ 私のエコライフ
日時 2007年11月30日(金)18:00〜20:30
場所 MELON事務局 サロンスペース
■Report■ RNECS三木奏瑛
 今回のクラブフォレストは、ACT53仙台の佐藤郁子さんから「私のエコライフ」というタイトルで、佐藤さんのエコライフを衣、食、住の観点から紹介していただきました。

 まずは、「衣」。洋服を選ぶ際は、家族で着回せるものを選んだり、天然素材のものを選ぶようにしているようです。収納する際も、防虫剤としてハーブを使ったり、乾燥剤として炭を使っている、とのことでした。また、お洗濯も普通の洗剤ではなく、重曹で洗っているそうです。着なくなった服も、お皿を拭くのに利用しているようですよ。

 次に、「食」。普段から「残さず食べる」ということを意識しているそうで、野菜も皮が食べられるものは、皮ごと食べているとのことでした。皮と実のあいだには栄養がたくさんつまっているそうですよ。また、佐藤さんは自家菜園をしているそうで、ご自分で作った野菜を食べているそうです。まさに、地産地消ですね。お買い物の際も添加物が入っていないかどうかをチェックし、なるべく添加物のないものを購入しているそうです。ビールを購入する際も、カンではなくビンのものを買う、とのことでした。リユース、リデュースを重視し、リサイクルは最後の手段と考えているそうです。また、スーパーに行くことはほとんどなく、宅配を利用していることのでした。こちらのほうが環境に配慮した品物が多いようです。「お店を選ぶ」というのも大事なポイント、とのことでした。そして、驚くべきはラップの使い方です。ラップは普段からなるべく使わないようにし、使ったときは洗って使っているそうです。

 そして、「住」。家電製品は、省エネ効果の高い新しいものを末長く使うほうがいいんですよ、とのアドバイスがありました。佐藤さんのお宅には、窓にアサガオが植えてあり、夏でもエアコンをほとんど使わずに済んでいるそうです。外と比べて、2〜3℃涼しくなるそうですよ。また、テレビは押入れの中にあるそうです。理由はと言うと、「邪魔になるし、これだと見ないときにコンセントをさせないから」とのことでした。車については、どうしても必要なときにしか乗らないそうです。将来的には、カーシェアリングをしたい、との思いも語ってくださいました。アイドリングストップも、5秒以上停止するときは、行ったほうが良いようですよ。また、普段の生活では、余分な包装や粗品、チラシなどはもらわないようにしているそうです。かばんの中には、ハンカチ、マイ箸、マイバッグ、マイボトルをかわいいポーチに入れて、いつも持ち歩いている、とのことでした。宮城県立美術館の喫茶店では、マイボトルにコーヒーを入れてもらえる、との情報もありました。

 全体として、佐藤さんは「シンプルな生活」を心がけているそうです。
 現代の生活には、便利、快適を追いすぎて失っているものがたくさんあるのではないか、というご意見もありました。例えば、昔からの知恵、文化、人のコミュニケーション、自然とのかかわり、ゆとり…などなど。「地球を守ることは、自分を守ることにつながるのでは」とおっしゃっていました。

 そんな佐藤さんも、ACT53に入る前は、ごく普通の主婦だったそう。ぜひ、まねできるところから、まねしてみてはいかがでしょうか。