公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。

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仙臺農塾

仙臺農塾プロジェクトVol.1 第3回
「県南の有機農家に聞く、ホントの話~体に優しいごはんと共に~」

日時 2013年1月16日(水)19:00~20:30
会場 おひさまや(青葉区中央4-8-17) )
ゲスト 三田さえ子さん(村田町有機栽培農家)
参加費 2,500円
参加 19名

宮城で食を学ぶなら、外せないのが放射能問題。
そこで、今回は県南の村田町で震災前から有機栽培で野菜を育てていた三田さえ子さんからお話を伺いました。

三田さんから自己紹介いただいた後は、まずはお食事。
今回の会場は、仙台のマクロビオティックといえば「おひさまや」です。

第一人者の鴫原さんからお料理の解説もいただきました。ほとんど三田さんのお野菜を使った料理です!無農薬・無化学肥料の野菜を使用し、砂糖や動物性の食材・調味料を使わずに調理されたものです。

本日のメニューは

  • 大根ステーキ
  • ポテトサラダ
  • 蒸し里芋の甘味噌のせ
  • 白菜とほうれん草とりんごのサラダ
  • かぼちゃのクロケット
  • 根菜ポトフ
  • 玄米おにぎり

素材の味をじっくりと味わえる素朴だけど味の濃い料理たちばかりでした。
そしてなんと!!!レシピまでいただいてしまいました!!
なんということでしょう…懐の深い(><)

さて、資料を用いながら、三田さんのお話しです。
三田さんは、震災後から県南の仲間たちと放射線測定室を立ち上げ、作った作物を測りながら野菜作りをしています。
「被災地だけど、どうしたら健康に生きられるか。それはやっぱり食べるものなんですよね。」
震災と原発事故による放射能汚染。それが食べ物に対してどう向き合うのかを改めて考える機会になったと言います。
「点滴よりひとつぶのあめ玉」「食べるものは人の命を支える」
そんな心を打つ言葉が忘れられません。

参加者からも、「消費者のために戦ってくれている方々に感謝と思いました。食べる=生きること、ならば私たちももっと当事者意識でなくてはいけないですね。」
私たちも三田さんのお話を伺って、食べ物への向き合い方を改めて考えさせられました。

大切なお話を伺うことができました。