MELONブログ
気候変動適応策サイエンスカフェ〜大学編
MELONは、宮城県の委託を受けて気候変動適応推進事業を昨年に引き続いて行うことになりました。今年度の1回目は、サイエンスカフェです。コロナ禍によって実施できるのか不確定の状況でしたが、11月4日(水)、オンラインで開催することができました。
MELONの理事でもある東北工業大学の近藤祐一郎准教授に講義をお願いして、同大学の学生を対象に実施しました。先生からは、気候変動とは何か、気候変動によってすでに起きている影響と将来予測、適応策、大学キャンパスにおける適応策の事例などを分かりやすく解説していただきました。
その後、6班に分かれてオンラインでのグループディスカッションを行いました。事前に班と班長(ファシリテータ)を決めてもらっていたので、スムーズに話し合いに入ることができました。参加者が工学部の学生なので、遮熱性のブロック、高反射率の壁面塗料、保水性の舗装など、専門的な知識を生かしたアイデアが出されました。発表方法も、口頭で説明することに加えて、事前に配っていたマップに手書きしたものを見せたりアイデアを書き込んだマップを画面共有したりするなど、工夫が見られました。
「気候変動は世界的な課題なので、今日の適応のアイデアは実現できるかもしれない。」「その後の卒業研究に広げていってほしい。」という近藤祐一郎准教授の講評をいただき、今後につながるサイエンスカフェになりました。
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気候変動アクション環境大臣表彰 受賞!!
環境省では、気候変動の緩和及び気候変動への適応に関し顕著な功績のあった個人又は団体(自治体、企業、NPO/NGO、学校等。共同実施も含む)に対し、その功績をたたえるため、表彰を行っています。
令和2年度から「気候変動アクション環境大臣表彰」という名前にリニューアルし、そしてなんと!
なんと!
一般社団法人日本キリバス協会代表理事ケンタロ・オノ氏と共に実施してきた「 気候変動最前線国キリバス共和国をテーマとした気候変動防止啓発活動」が普及・促進部門の緩和分野にて受賞いたしました!!!!
11月21日(土)に受賞者フォーラムも開催されます!
詳細は 「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」ウェブサイトをご覧ください!
(スタッフ吉田)
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ケンタロ・オノさんとMELON事務局にて「気候変動アクション環境大臣表彰」受賞フォーラムにオンライン参加
11/21(土) 「気候変動アクションフォーラム 」がオンラインで開催されました。
ケンタロ・オノさんとMELONが 「気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞!MELON事務局にて そのオンライン授賞式に 参加しました。
授賞式の後は河北新報から取材を受け、オノさんとMELONの出会いを改めて聞くことができ、本当に運命的だと感じました。
オノさんとご一緒に活動できること、心から感謝です。 ありがとうございます!そしてこれからもよろしくお願いいたします!!
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キリバス環境出前講話(名取市立相互台小学校)
日時/2021年1月12日(火)
実施校/名取市立相互台小学校 対象/6年生
受講者/41名
講師/ケンタロ・オノさん(一般社団法人日本キリバス協会 代表理事)
朝から雪が降り続いて道路は大渋滞。公共交通機関も利用しながらどうにか時間前に到着することができました。校庭で雪遊びをする子どもたちを久しぶりに見ました。
テレビに映る美しいキリバスの景色に引き込まれる子どもたち。橋の上から透明な海へダイブする姿を見て、思わず、
「こんなところに住んでたなら、オレ、ゲームなんかやんないよ。」
とつぶやいていました。
ケンタロさんから発せられる一つ一つのことばを受け止めて、子どもたちは、いったいどんなことを感じたのでしょうか。感想が楽しみです。
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水の神様調査で色麻町を訪れました。
日時:9月26日(土)
場所:色麻地区
調査先:色麻町 ①色麻町公民館 ②かっぱ橋~松崎家水神碑 ③磯良神社(かっぱ神社)
④農業伝習館 ⑤清水寺
今回の水の神様調査は、地元の色麻町公民館の方に案内され、かっぱ橋、かっぱ神社など訪れました。
【かっぱ橋付近】( 加美郡色麻町一の関)
地元のかっぱ橋付近を散策、一般家屋の敷地内にあるとても珍しい水神・山伸碑を視察。
成瀬川の由来は、四日市場(加美町)の鹿島神社に奉仕する社坊に成瀬寺というお寺があり、それに由来するとのことです。
明治4年の建碑、明治2、3年にこの周辺で大洪水があり、そのあとに建てられたもののようです。
河童川は細く氾濫しやすく、鳴瀬川は湾曲していて袋状になっているところを田んぼとしたもので氾濫しやすい場所のようでした。「袋」という地名にもなっています。
【礒良(かっぱ)神社】(色麻町四竃字東原1-12)
このあたりでは、もともと、きゅうりは必ず神社に奉納してから食べる習慣があるそうで、宮司は河童さんという名の人がいたそうです。
この神社も、やはり水害が関係していると思われます。
地元に残る河童の伝説によると、この付近に住む、あるお姫様に一目惚れした河童はお姫様の気をひきたくて、お姫様の住む屋敷に通い、
魚やキュウリを毎夜届けていました。しかし、あるとき若侍が退治しようそうとして、河童の腕を刀で切り落としました。
ところが河童には河童膏という秘薬があり、それを塗るとたちどころにどんな傷も治るというものでした。侍はこの河童膏を受け取り、 腕を返しました。
その後、侍はこの河童膏のおかげで戦にでてもすぐ傷が治るので、大変活躍し多くの手柄をあげたそうです。
この河童膏、縁結びの薬でもあり、例祭の日には社務所でお配りされてたようです。
「宮城の旅」ホームページより一部引用 http://miyagitabi.com/sikama/isorajinja/index.html
河童膏
【河童川水門】
台風の時は、水門を閉めてポンプで河童川を鳴瀬川に放流する。昨年はポンプが故障して動かなかったので、一帯が沼のようになったとのことです。
水害と水文化は密接につながっていることをあらためて感じ、
災害はまた伝承となり、あらたな文化を作っていくのだと想いました。
地元の伝承により触れたくなった回でした。
今後は、大崎世界農業遺産を中心にまた調査して、まとめて発表する予定です。お楽しみに!
(水部会 山形)
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