MELONブログ

梅田川の水質&観察調査~仙台市立北六番丁小学校

前回の「梅田川リバーウォーク」に続いて、仙台市立北六番丁小学校5年生の川の環境学習のお手伝いをしてきました。今回は歴史グループと水質グループに分かれての活動です。歴史グループは、長年、梅田川の環境保全活動を続けてきた団体、リバーズネット梅田川の方々の話を聞き、水質グループは、MELONスタッフが同行して梅田川沿いの公園で調査を行いました。

気温2℃、水温1℃の中、CODパックテストで水質を調査しました。テストの仕方は経験済みとのことだったので、担任の先生にお願いしました。次に、透視度計を使って透明かどうかを見ていきました。長さ100cmの筒に川の水を入れて、上からのぞいて透視度を測りました。季節や天気に左右されますが、当日の透視度は80cmほどで見た目も透き通っていました。

さらに、水や周りの様子(色、におい、音、流れなど)を五感を使って観察して、提供したワークシートに結果を記入していきました。当日は気温、水温ともに低くて流れがないところは凍っていました。すぐそばではブルドーザーが川中の土を掘り返していたので、人工の音がしました。上流から流れてきた土砂が堆積して川幅が狭くなっており、それを取り除くための作業とのことでした。

子供たちは、これから今までの活動と調べ学習などを基にしてスライドにまとめ、授業参観で保護者に伝えるそうです。どんなプレゼンになるか、とても楽しみです。

(ストップ温暖化センターみやぎ 亀崎)

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SDGs環境出前講話・南極編~仙台市立岡田小学校

2023年1月23日(月)、仙台市立岡田小学校3年生を対象に第49次南極地域観測隊員で宮城県地球温暖化防止活動推進員の石井ひろこさんによるSDGs環境出前講話(南極編)が行われました。

南極ってどんなところ?

最初は、日本を出発して南極に着くまでに何日かかるでしょう?といった質問からスタート。石井さんは次々に質問し、子供たちも軽快に答えていました。

石井さん「何で行くと思いますか?」
子供たち「飛行機!」「船!」「ロケット!」

ちなみに、日本から南極へは、船で50~60日かかります。
どうしてそれほど時間がかかるのか……?
南極の海は厚い氷におおわれているため、船は、「いったんバック→氷に乗り上げる→割れた氷の間を進む」を繰り返しながら進むからです。

南極にいる動物たちの写真が出てくると「かわいい~!」「ぺんぎん!」と盛り上がり、オーロラの写真が出てくると「きれい~!」「やばっ!」と感想を口に出さずにはいられない子供たち。
ちなみに、シロクマは南極にはいません。(北極です!)

さらに、昭和基地での暮らしの話になると、隊員の食事、観測現場の様子、使われる道具などの豊富な写真を交えながら、元南極地域観測隊員ならではの臨場感あふれる講話が続きます。

南極で暮らすために大切なこと

昭和基地の気温はマイナス40℃になるそうで、さらに寒い地域ではマイナス90℃にもなるそうです。

船には、隊員たちが南極大陸で1年間生きていくために必要な食料や石油なども積んでいきます。
例えば、1年間の食料の目安は、1人あたり1トンだそうです。
また、発電機や雪上車に使う石油は600キロリットル、タンクローリー30台分に相当するのだとか。
水やお湯をつくるのにもエネルギーが必要となります。
また、電気をつくる方法は、石油だけではなく、ソーラーパネル(太陽光発電)や風車(風力発電)も使います。
無駄づかいをしない工夫をして暮らしている様子が伝わってきました。
ゴミは200トン出て、全て10種類以上に分別して持ち帰ります。
南極では他の国々も観測していて、みんなで決めたルールがあるそうです。

観測担当以外にも、料理をつくる人、電気に詳しい技術者、車に詳しい技術者、お医者さんなど、基地の暮らしを守る隊員がいます。
1年間の南極での暮らしは、危ない場面、失敗、けんか、色々あるからこそ、最も大切なことは「みんなで、笑顔で日本へ帰ること!」と石井さん。
さらに、観測の仕事以外にも遊びを考えたり、工作する係などを分担したりするのだそうです。
みんなが、いつまでも、幸せに生きるためのSDGsにつながるヒントがたくさんありました。

(ストップ温暖化センターみやぎ 早川)

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「全国学校給食週間」をご存知ですか?

1月24日から1月30日までは「全国学校給食週間」だそうです。学校給食の意義や役割について、児童生徒や教職員、保護者や地域住民の理解を深め、関心を高めるため、全国で様々な行事が行われています。
※文部科学省 全国学校給食週間について

2022年12月、仙台市立中野栄小学校の授業見学へ同行した際、栄養士の平野明惠美先生にお話を伺いましたので、その内容をご紹介したいと思います。この機会に皆さまもぜひ地域の学校給食へ関心を寄せていただければ幸いです。
(※授業見学レポートはこちら。授業参観日に意見交流会「SDGs発表会」~仙台市立中野栄小学校

子どもたちに豊かな食経験を

核家族化が進み、共働きの家庭も増え、子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化している中で、やはり食の経験が乏しかったり、偏った栄養摂取だったり、、肥満傾向の増加など健康状態について懸念される点が多く見られるようになった今日では、学校給食の果たす役割はますます大きくなっているのだと感じます。

「給食では子どもたちにいろいろな経験をしてほしいので、様々な旬の食材を使うようにして、和食中心のメニューを考えています」と話す平野先生。給食では、煮干しから出汁をとってお味噌汁を作っており、メニューも子どもたちが食べなれているカレーライスやハンバーグなどはほとんど出さないようにしているそう。

現在、幼児を育てている筆者としても、成長期である子どもたちには栄養のある食事や旬の食材を取り入れたメニューを出したいと思っています。ただ、家庭でそれを実践するのはなかなか難しいところ・・・忙しい日々の中でも何か工夫できるポイントはありますかと聞いたところ、「お味噌汁を取り入れるのがおすすめです。いまはお味噌汁を毎日作るご家庭も少なくなってきていますが、味噌はどんな食材にも合いますし、旬の食材も取り入れやすいんです。」とのこと。
なるほど!毎日違うメニューを考えるのは大変ですから、旬の食材を気にかけるだけで良いのはチャレンジしやすいですね。

他にも、平野先生は「津波防災の日」に合わせて非常食とお皿を汚さない食べ方にチャレンジする防災メニューや、「和食の日」に合わせて近くの和食のお店のご主人と栄養教諭、給食室のスタッフが協力して考えた「和食の達人給食」という献立などを取り入れ、給食を通して子どもたちに様々な機会を提供しているそうです。

小学校の給食を試食!

子どもの頃は毎日食べていた給食。当時は、学校に行けば美味しい食事をお腹いっぱい食べられることに何の疑問も持っていませんでしたが、大人になり再び目の前にすると、トレーの上に並べられた食器の感じがなんとも懐かしく感動してしまいました。パンは、米粉パンだそうです。

以前は保護者を対象に給食試食会が行われていたそうですが、現在はコロナウイルスの影響により中止となっており、栄養士の先生から保護者の方々にお話しする機会はほとんどないそう。今回、栄養士の平野先生の子どもたちや給食への想いを聞くことができ、私も子どもたちには美味しい楽しい食事の経験を積んでもらいたいなという思いが募りました。

子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるための重要な役割を果たしている「学校給食」。今後もまた機会があれば、栄養士の先生たちの想いを発信していけたらと思います。

(MELON事務局 小山田)

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海を守ろう 地球温暖化と私たち

 1月22日(日)に仙台うみの杜水族館でセミナーが開催されました。テーマは「海を守ろう 地球温暖化と私たち」ということで、海とその生態系に関して、仙台うみの杜水族館での取り組みや地球温暖化が宮城県周辺の海に及ぼす影響を知り、身近で起こっている地球温暖化について理解を深めるためのイベントでした。
 当日は午前と午後の二部構成で行い、午前中は水族館の方から仙台うみの杜水族館での取り組み、午後はサスティナビリティセンターの方から宮城県周辺の海の生態系の変化についてのお話をいただきました。2つの講演を通して、地球温暖化の影響が既に身近なところで生じていることの危機を改めて感じました。

午後の部には取材の方もたくさん来てくださいました。

 最後に、6月から始まったCSOラーニング制度のインターンも今日で最後になります。長いようであっという間の8ヶ月間でしたが、イベントや研修を通して本当にたくさんの方にお世話になりました。もし今後どこかでお会いできる機会があったら、そのときはまたよろしくお願いいたします。
8ヶ月間ありがとうございました!

インターン生 吉川

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SDGs環境出前講話・キリバス編~登米市立佐沼小学校

1/19(木)、登米市立佐沼小学校でSDGs環境出前講話・キリバス編が行われました。6年生のみなさん93名が参加しました。佐沼小学校は初めて訪れる学校です。震災で旧校舎が使われなくなり、新校舎が建てられたとのことでした。

大勢の子供たちがしっかりと話を聞いていました。休憩時間のときにケンタロさんに寄ってきた子が
「いつもは眠たくなるんだけど、今日はぜんぜんならない。」
と話していたそうです。

佐沼小学校6年生のみなさんは、これから卒業まで、「持続可能な社会を目指して」という学習を行っていくとのことでした。その内容に合致する講話となりました。

「調べていきたいです。」「行動しなければと思いました。」という感想を聞いて、佐沼小学校6年生のみなさんのこれからの行動に期待します!

(ストップ温暖化センターみやぎ 亀崎)

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