MELONブログ

開催報告:「いただきます」みやぎ上映会@まちづくりスポット仙台

2023年3月21日(火・祝)MELON 食部会で「いただきます」上映会を開催しました。
参加者は、大人20名、子ども6名でした。

映画「いただきます みそをつくるこどもたち」(オオタヴィン監督・2016 年)は、食育という言葉がないころから、玄米和食の給食と子どもたち自身による味噌づくりを続けてきた福岡県・高取保育園の奮闘を描いたドキュメンタリーです。

日々の食生活を見直す機会を作りたい、親子が気軽に参加できるようにしたいと、食部会メンバーが考えてくれました。また、会場は、今回はじめて泉区長命ヶ丘のブランチ仙台内にあるまちづくりスポット仙台様をお借りしました。

映画の中では、子どもたちがほんの少しの欠片さえ残さずに、一生懸命お口にご飯やおかずを運んでいる姿がとても印象的で、そんな姿と無邪気な笑顔から「食べることは生きること」というメッセージが自然に伝わってきました。

鑑賞後には、MELON 食部会の冬木勝仁部会長が、宮城県は大豆の生産量が全国2位であることや学校給食の無償化が全国的に進んでいる現状を紹介し、「無償化を進めるだけではなく、子どもたちが口にする給食の中身や質についてもあわせて考えていくことが大切だと思います。宮城は学校給食をオーガニックにしていくポテンシャルが十分にあるのではないでしょうか」とまとめのお話をされました。

参加者の皆さんからは「和食を食べる機会を増やしていきたいです」「ずっと観たいと思っていた映画だったので、見られてよかったです」「食べ残しゼロは結果でしかないんですという映画の中の言葉が印象的です」「まもなく子どもの離乳食が始まるので、食を楽しんでもらえたらいいなと思いました」などの感想がありました。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

(MELON事務局 小山田)

▲TOP

ウェブサイト「みやぎのSDGs環境学習支援」公開しました

ウェブサイト「みやぎのSDGs環境学習支援」(https://www.melon.or.jp/study/)を公開しました!

宮城県内の小中学校、高校における環境を主とするSDGs教育に関する支援事例(小学校12校分)や教員および児童・生徒を対象としたアンケート結果等を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

<みやぎのSDGs環境学習支援について>

MELONでは、地域で持続可能な社会の創り手を育てるため、通年型の「SDGs教育プロジェクト」と1回完結型の「SDGs環境出前講話」の実施校を募集しており、2022年度の実施校は「SDGs教育プロジェクト」小学校6校、学習塾1校、「SDGs環境出前講話」小中学校、高校等41校となりました。

▲TOP

村松先生特別授業~登米総合産業高校

3月20日(月)、ウジエスーパー様の提供による「カーボンニュートラルと再生可能エネルギー」の特別授業が登米総合産業高校で行われました。講師は、東北大学の村松淳司先生(MELON理事)です。参加したのは、1年の6学科(農業科、機械科、電気科、情報技術科、商業科、福祉科)、171名のみなさんです。登米総合産業高校での開催は、今回で7回目となります。

講義前に、校長先生から各学科の活動紹介パネルについて説明をしてもらいました。農業科は環境保全米や和牛の飼育、商業科は登米の観光プランの立案、情報技術科は校内の避難表示など、社会や生活に直結した実践を行っているとのことでした。さらに、農業科で作ったお酒を商業科で販売するなど、学科を超えた横断的な取り組みも行っているそうです。

生徒のみなさんは総合産業教室1に集まり、村松先生のお話を聞きました。内容は、以下の通りです。

  • 温室効果ガスと地球温暖化
  • カーボンニュートラルって何?
  • エネルギーって?
  • 日本のエネルギー消費構造の変化
  • 日本の最適な電源構成とは
  • 地球温暖化と再生可能エネルギー
  • 再生可能エネルギー

エネルギーミックスやライフスタイルCO2など、用語が次々と出てきますが、動画を交えながらとても分かりやすく説明をしてもらいました。生徒さんはスライドと資料を見ながらワークシートに熱心にメモを取っていました。それぞれの発電方法のメリットやデメリットを説明しつつも、「自分はどのエネルギーがよいと思うか考えてみてください。」という投げかけによって、これからのエネルギーの在り方を考えるきっかけとなりました。

あっという間に60分が経過して講義は終了しました。代表の生徒さんからは「みんなでよりよい社会にしていきたい。」という感想がありました。講義が終わった後に、先生のところに駆け寄って地熱について質問する生徒さんもいました。

今後、それぞれの学科の視点から地球温暖化や脱炭素、エネルギーなどについて調べたり考えたりする中で各自が自分の考えを持ち、社会や生活につながるような行動を促すことにつながる講義でした。

▲TOP

環境フォーラムせんだい2023にブースを出展しました!

3/4(土)、国際センター展示棟にて環境フォーラムせんだい2023が開催され、MELONでは発電体験と温暖化クイズのブースを出展しました。今年は仙台未来防災フォーラムと同時開催で行われ、会場は多くの参加者で賑わっていました。

太陽光発電で扇風機を回す体験会では、市内の高校生が参加し、自分で発電して扇風機が回るのを見て興味津々。パネルの向きを変えると発電量が変わり、扇風機が回るスピードが変化することに驚いていました。手回し発電体験では、子どもたちが一所懸命にぐるぐる手を回してぬいぐるみを動かします。はじめは恥ずかしがっていた子も、ぬいぐるみが動くと笑顔で喜んでいました。

他にも、あるブースではジェンガを用いて環境保全のゲームを開催していたり、リサイクルの取り組みをクイズ形式で紹介するなど、様々な形で環境問題を身近に触れることができました。会場の外では、来場者が環境問題に対するメッセージでつくった「かんきょうの木」も展示されていました。

当日は多くの方にご参加いただき、楽しみながら電気のことや地球温暖化のことを伝えることができました。今後もMELONでは市民のみなさんに向けて、環境問題に親しむ場づくりを続けていきたいと思います!

(ストップ温暖化センターみやぎ 時任)

太陽光発電の体験の様子

▲TOP

尚絅学院大学と&KiriCANユースグループの交流!

ストップ温暖化センターみやぎでは今年度、40校のSDGs環境出前講話を実施。
そのうち30校は宮城県仙台市在住のキリバス人ケンタロ・オノ氏によるキリバス共和国で起きている気候変動による海面上昇や海洋ごみなどの問題を取り上げ、気候変動を中心としたSDGsについて学ぶことのできる内容で実施をしました。

そんなオノ氏の講話を聞いた次世代を担う日本の若者たちと、キリバス共和国のユースが交流し、双方の若者が様々な意見・考え方や文化と触れ合う機会として2月22日に交流会を行いました!

今回、NTT東日本スマートイノベーションラボ仙台にて開催しました。
スマートイノベーションラボ仙台は情報発信や共創のキッカケ作り、議論を深める場として等多目的に活用できる場です。

今回は第1回目の交流ということで、自分たちの国の紹介、そして質疑応答や意見交換を行いました。
開催にあたっては、一般社団法人 日本キリバス協会のオノさん達に現地との調整や通訳と多大なご協力もいただきました!

発表順はジャンケンで決めることに!
実は、キリバス共和国では日本と同じジャンケンがあるんです。日本では「ジャーンケーンポイ!」ですが今回はキリバス語の「サーンケーンポイ!」に合わせて、ジャンケンをしました。共通のものがあるとなんだかうれしいですよね!
そして勝負の末、日本が最初に発表することに決定!

尚絅学院大学の学生2名から英語で、さらに途中にクイズを交えながら松島の紹介や大学の紹介をしてもらいました。

キリバス共和国からも国の風景や歴史、そして今気候変動によって起こっている事について紹介してもらいました。

後半では質疑応答と意見交換を実施!

【日本からキリバスへの質問】
「日本では獲れる魚が変わったりしているが、キリバスでも起こっているのか」
「魚が獲れなくなって、食べるものを他のものに切り替えているのか」

【キリバスから日本への質問】
「日本でも気候変動の影響を感じる?」
「日本で魚の養殖、水質ってどうやって保っているの?」

等々海に関する質問等が多くありました。
皆さん最初は緊張からか遠慮がちでしたが中盤から積極的に質疑応答に参加してくれていました。

今回、オンラインを通してですが良い交流になったかと思います。
特にオノさんのお話でキリバスの事は「知って」いたけど、今回の交流を通してキリバスに「触れる」ことで気候変動を更に自分事化し、行動喚起の機会になったのではないでしょうか!

オノさんからも今回の交流は『第1回目』、ということで今後もこういった場を実施していきたいと思います!

(ストップ温暖化センターみやぎ 吉田)

▲TOP

1 23 24 25 26 27 91

MELONの旧ブログへはこちら