SDGs教育プロジェクト校の仙台市立古城小学校でSDGsの出前授業を5月に行いましたが、その後、子どもたちは「ごみ問題」、「水」、「エネルギー」の三つに分かれて調べ学習を始めたそうです。
そこで、今回は、「ごみ問題」についての出前授業を行いました。講師は、株式会社ピリカの中原舞子氏です。この日のためにわざわざ岡山から来てもらいました。

テーマは「ごみ問題と私たちにできること」です。環境問題とは?から話が始まり、ごみ問題に焦点化していきました。ポイ捨てされたごみは、町から川、川から海へ流れていき、海洋ごみ問題を引き起こします。中原さんの岡山弁による話に子どもたちはぐいぐい引き込まれていきました。

仙台市でもポイ捨てごみはあるのか?ということで、ごみ分布調査サービス「タカノメ」が紹介されました。株式会社サイコーの収集車に搭載されたカメラの画像をAIが分析して、ポイ捨てごみがどこにどれくらいあるかを目に見えるようにするシステムです。子どもたちもごみがどこにどれくらいあるかをマップを見て確認していました。中原さんが前日に仙台駅前のペデストリアンデッキで拾ったごみも見せてもらいました。

ごみ拾いSNS「ピリカ」で世界中の人たちがポイ捨てごみを拾ってつながっていることも紹介してもらいました。子どもたちからは、家に帰ってうちの人にアプリを入れてもらうという声が聞こえてきました。最後に、「みんなとの約束」をワークシートに記入して終了です。子どもたちはたくさんメモを取っていました。手も次々と挙がり、すべての発言にていねいに対応してもらいました。
「知る」から「考える」、そして、「行動する」ことを促す講話となりました。実際にどんな行動があるか、今後が楽しみです。