株主総会で「気候変動の対策を求める」

 FFFってご存知ですか?Fridays For Futureの略語です。未来のための金曜日という意味で「気候変動に具体的な対策を!」とスウェーデンの少女グレダさんが始めたストライキです。「未来がないのに学校に行くのは意味がない」と議会の外で一人でストライキを始めたのが2018年の夏でした。それが世界中に広がり日本でも組織されました。そのFFFのメンバーがメガバンクの株主総会に出席します。

 日本はCO2を排出する石炭火力発電を推進している事実をご存知でしょうか?昨年の12月COP25で小泉大臣が批判を受けたのは記憶に新しいはずです。

 その状況の中で6月25日から29日にかけ日本のメガバンクの株主総会にグレダさんの活動に賛同している若者が参加をして「地球温暖化防止の行動をとるように求める」と報道されました。この若者のなかには宮城県からのメンバーが含まれます。

 化石燃料(石炭・石油)からの発電は多くのCO2を排出します。世界情勢を見ると石炭関連のビジネスから投資を引き上げる(ダイベストメント)が行われていますが、日本のメガバンクが石炭火力発電開発企業へ融資額でベスト3を占めています。

 気候変動に対策を求める若者がストライキ(マーチ)だけでなく、メガバンクの株主総会に出席して「気候変動への対策」を求めます。

数日後の7月1日付の日経新聞に好意的な記事が出てました。環境団体や学生の「気候変動への取組み」を求める声が株式総会に一石を投じたのは間違いありません。

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